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パッチギ

2006–03–21 (Tue) 00:00
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世界は、愛で変えられる。

オレの17歳はアイツの強烈なパッチギから始まった。
歌ってはいけない唄と、あの娘の、挟み撃ちにあいながらあの頃の京都は激しく、怒濤の日々だった。


★★★★★

辛口になってしまいそうです。あの時代の雰囲気はとてもよく出ていたのだけど、全編通して繰り広げられるビーバップハイスクールばりの暴力シーンは苦痛になってしまった。無知なんだけど、1968年頃ってああだったの?
暴力の挙句、バスを横倒しにするわ、サッカーの親善試合で審判の教師にまで暴力が及ぶわ、誰がやったか明白だというのに警察沙汰にならないのは何故? 日本と北朝鮮の根深い問題を描いているにしてもねぇ・・。
 朝学の女学生たちが、あんなに激しい暴力を無表情で傍観してる心理も違和感あるし、単にこういうの苦手ってことなんだろうな。それを差し引いても人物描写も浅いし描き方が大雑把。在日北朝鮮側に好意的に描かれている反面、日本側が空っぽで魅力がまるで感じられない。

あと、シーンの繋げ方(ブラックインアウト)がかなり気になる。これが総合的に井筒作品だと言われれば、そうかもしれないけど。ただ、「イムジン河」の使われ方は効果的。一つの国がイムジン河で隔てられた悲しみが日朝問題にもシンクロして、物悲しさを誘うもの確か。

それから、妙に気になったのが、出演者の語り口や台詞が、まるで井筒監督そのものだということ(笑)登場人物に個性は有っても、結局、監督の演技指導のせいか(厳しいと評判だけど)語り口調も台詞に込められた人生観もどこか監督のコピーに見えて、どうも彼らにダブって井筒監督の顔がチラついてしまう

そんな中、沢尻エリカちゃんが役柄にピッタリと会っていて可愛く、あの時代に居そうな不思議さんなオダギリジョーの飄々さ加減は、暴力シーンにうんざりした気分をほっと癒してくれた(笑)

イーオン・フラックス AEON FLUX 

2006–03–14 (Tue) 00:00
aeonflux.jpg最強で美しきレジスタンスの戦士 イーオン
彼女の封印された記憶こそが、
人類を真実へと導く鍵だった。

 ★★★★★★      

日本公式サイト  アメリカ Official Site


美しさだけに頼らない骨太さ、意識の高さ、演技への貪欲さなど、そのプラスα な人間としての厚みに惹き付けられるシャーリーズ・セロン。最も強く美しい戦士としての圧倒される美しさ、筋肉隆々ではない、あくまでもしなやかで優雅なカッコよさに充分うっとりとして参りました。

元バレリダンサーである柔軟性や身体能力の高さ、元トップモデルとしてのクールな着こなしと、プロポーションの素晴らしさはもう完璧です。どこを切り取ってもスタイリッシュで絵になるカッコよさ。イーオンのシャープさを感じさせる黒髪も素敵です。お洒落なものや美しいものが好きな私としては、セロンの役作りだけでも充分満足。勿論、演技派の彼女ですから、体を張った演技も流石です。そしてこの映画、全体としてはとてもヴィジュアル的な作品です。
バウハウスの幾何学的モダニズムの建築様式にインスパイアされたブレーニャの世界観。妹ユーナの家のインテリアなんて日本的な味付け具合もスタイリッシュでお洒落です。番傘を差す人々や桜など、そこは日本にルーツを持つカリン・クサマ監督ならではの、2415年の未来像や趣味が反映されているのでしょうね。

holocaust.jpg肝心な内容の方は、彼女の美しさやヴィジュアルを楽しんでいたので、特別つまらないなんて感じませんでしたが、登場人物の過去の背景が見えてこない分、心理描写が理解し難くかったのと、モニカン自体が謎のまま尻切れトンボに終わったのはどうでしょうねぇ。

結局、イーオンの出した結論「限りがあるからこそ、命の喜びや実感がある」という普遍的なテーマで最期はまとまりましたが・・・。モニカンは一体何だったの?という疑問だけが残りました。
ホテル・ルワンダの怯える役柄から一転、ソフィー・オコネドーもかなりの身体能力を発揮してました。手を足に移植なんて考え付かない発想で、興味深く観察してしまいました(笑)トレバー・グッドチャイルドを演じた、マートン・ソーカス(ロード・オブ・ザ・リングではガラドリエルの夫ケレボルン役)の瞳が、なんとなくラッセル・クロウに似ていて、個人的にどうも好みのタイプだったみたいで(笑)主演の二人を見るだけでも楽しめました。
JAPAN-205736-1_picture-77718_viewimage.jpg来日したシャーリーズ、美しい!


せっかくなので【バウハウス】について
1919年にドイツワイマールに、ヴァルター・グロピウスの手のよって開校された造形学校。 すべての芸術を大建築のもとに終結させ、新たな社会を作り上げていくため、学生、教師が一丸となって、取り組んだ近代デザインの実験、生産工房、デザイン集団として、超前衛的な校風であったバウハウスが手探りで作り上げた、デザイン、教育は、後世の芸術・思想・教育に与えた影響は、計り知れない。
テーマ→イーオン・フラックス / ジャンル→映画

白バラの祈り オリジナル・シナリオ

2006–03–10 (Fri) 00:00
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フレート・ブライナースドルファー 著 
『 反ナチ、あるドイツ人少女の闘い──。ヒトラー政権に抵抗した学生グループ“白バラ”のゾフィー・ショル。逮捕から処刑までの五日間の魂の軌跡を描き、世界中の観客が涙した映画『白バラの祈り』の完全版シナリオ』

カットされたシナリオ部分や活字になった台詞を読んで、ゾフィーの心の機微がより伝わってきました。映画では、看守から「手紙を書きなさい」と促され、自分が即刻死刑に処される運命であることを知ったゾフィーが、一人になって叫ぶシーンがありますが、このシナリオには叫ぶシーンがないのです。


 ゾフィー  まだ九九日あるかと・・・・・思っていたんですが・・・・

 女性看守は首をふる。今やゾフィーにはあらゆる希望が消え失せてしまったのだ。彼女は今日中に死ななければならないのだ! 彼女は放心したように看守を見ている。文句をいったり取り乱したりせず、息が止まってしまいそうな恐怖と戦っている。


本当のゾフィーも叫ばなかったのか、後であのシーンが付け加えられたのか分かりませんが、ゾフィーはショックの克服には努めたものの、絶望に打ちのめされることがなかったのです。むしろ、死を前にして穏やかに輝いていたというのです。彼女の精神力の凄さをそのまま理解することは難しいということで、人間的な苦悩を感じさせるあの叫ぶシーンが付け加えられたのかもしれません。


彼らの行為が無駄ではなかったことを示す言葉も書かれています。

ウィンストン・チャーチルは一九四七年に「白バラ」についてこのように語った。
「ドイツには、対抗勢力がありました。それはあらゆる民族の政治の歴史において、もっとも高貴で偉大なもののひとつです。その人々は内側からも外側からも援助を受けることなく-----ただ、自分の良心がそれを許さないという理由から------闘いました。生き延びているかぎり、彼らの姿は私たちには見えません。それは、彼らが身を潜めていなければならないからです。彼らの死が、ドイツで起こったすべてのことを正当化するものではありませんが、彼らの行為と犠牲は、新しい国家建築の不滅の基礎にほかなりません」
テーマ→洋画 / ジャンル→映画

THE 有頂天ホテル

2006–03–09 (Thu) 00:00
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大晦日の夜のドタバタ群像喜劇

   ★★★★★★     

   公式サイト



この映画の凄いところは、ワンシーンワンカットでロングショット撮影をしているところ。フロアを見渡すようにパンするカメラアングルが、ホテルマンや宿泊客たちをワンカットで映していく。ロングショットだから、誰かがセリフを間違えれば、一からやり直しの緊迫感漲る撮影だったに違いない。こういうところに三谷幸喜の職人気質ともいえるようなこだわりを感じてしまう。

ホテルアバンティで繰り広げられるカウントダウンパーティまでの大晦日の群像劇が、ドタバタ喜劇で展開され、それが、ラストでは上手くハッピーにまとまっていく。この手の手法は、グレタ・ガルボ主演の往年の名作『グランドホテル』以来、グランドホテル形式と言われているらしい。

一番印象に残ったのは篠原涼子のコールガール。。ぼうふらのように沸いてる様子も可笑しいけど、金髪ボブにコケティッシュな猫みたいな演技が絶妙。YOUの歌もアンニュイで良い感じ。それ以外の役者さんは、持ち前の個性をそれぞれのパートで発揮してる印象かな。

クスっと笑える要素は散りばめられつつも演出的にはベタ。それを狙ったのかもしれないし、そこが三谷さんらしさなのかもしれないけれど、新しい笑いがなかったかなぁ。個人的には『時効警察』の三木聡さんの笑いの方がツボかも。でも、展開のスマートさ、伏線を張った小ネタの数々、キャストの豪華さ、老舗の風格は、堂々たる三谷ワールド全開でした。

ポネット  Ponette

2006–03–08 (Wed) 00:00
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たった4歳の少女ポネットのひたむきな祈りが世界中を涙でつつみこんだ。

若干4歳で史上最年少ベネツィア国際映画祭、主演女優賞を受賞したヴィクトワール・ティヴィソルの奇跡の演技。
 
★★★★★★★★

「全能の神様、ママは死にました。神様と一緒のはずです。
ママに私とお話しするよう伝えて下さい」


「ポネットのママは事故で死んでしまった。幼いポネットにわかるのは、ママがいなくなったことだけ。きっと会いに来てくれる…。そう信じてポネットは人形のヨヨットとママを待ち続ける。草原に寝転び、ベッドでお祈りをして…。大人が話す“死"”の説明に満足できずに、ポネットは自分の世界に閉じこもる。やがて泣きつかれたころ、静かに“奇跡”が訪れた…。」

ほんとに演技なの!?ヴィクトワールの汚れのない潤んだ瞳を観て、何度も何度もそう問いかけていた。彼女だけを追えばドキュメンタリーでは?と錯覚しそうになくらい、シナリオ通りの演技とは思えないほど自然な幼さに溢れ、子供の持つ一瞬一瞬のきらめきを、惜しみなくスクリーンに焼き付けたヴィクトワール。この瞳はヤバイ。ヨヨットの名前とクッタリ感もツボだわ(笑)

監督ジャック・ドワイヨンは、終始ポネットの視点でこの作品を描いている。
けな気なほどひたむきなポネットの瞳は、大好きな『風の谷のナウシカ』の中で、大人から王蟲を必死で守ろうとした、幼き日のナウシカとどこか重なってしまう。素朴で穏やかな自然の中で、無垢なこころに灯った一途な祈りが、胸に深くせつなく迫ってくる。

0006.jpg忘却と妥協によって大人たちが失った、幼子の透き通るこころ。
『禁じられた遊び』のポーレット、『ミツバチのささやき』のアナ。『汚れなき悪戯』のマリセリーノ、そして、ポネットに共通する生と死、現実と幻想に漂う幼子だけが持つ無垢なる小宇宙は、誰もが通過し忘却してきた幼き日の懐古を呼び覚ます。だからこそ、こんなにせつなくなるのかもしれない・・・。
 
この映画を作るにあたって、『あらすじだけを用意して、何百人ものこどもたちから“死”について聞き、セリフを集めた。そしてポネットを演じるヴィクトワール・ティヴィソルに出会い、まだ死を理性的に受けとめられない4才の幼いこどもの眼でみた世界を描くことに決めた。』というドワイヨン。

でも、彼が集めたセリフをポネットが語っていたなんてその事実の方が信じられないくらい。ヴィクトワールの瑞々しい素の魅力を引き出したドワイヨンの演出は見事としかいいようがない。
3歳のヴィクトワールは、決して役柄と自分を混同せず、きちんと距離を保って演じていたというのだから凄い。というか、凄すぎる(笑)

従兄弟のデルフィーヌ(デルフィーヌ・シルツ)やマチアス(マチアス・ビューロー・カトン)とのやり取りも、あまりにも自然で無邪気で可愛い。フランスの子供たちって、なんておしゃまさんでお洒落さんなんだろうって思う。こんなにまっさらな彼らが、いつかリトマス試験紙のように、大人の世界に染まっていくなんてせつないなぁ・・・。

「楽しむことを、学びなさい」という、ママ(マリー・トランティニャン)の素敵なメッセージは、それが現実か、ポネットの生み出した幻想かは分からないけれど、訪れた変化を、はにかんだ薔薇色の微笑みで伝えてくれるポネット。ヴィクトワールの自然な演技にはもう脱帽です。 ポネットに似てないママの登場の仕方がちょっと残念だったけれど。ママ役のマリー・トランティニャンは、2003年に恋人に撲殺されてしまったそうです

ヴィクトワールはその後、『ショコラ』でジュリエット・ビノシュの娘役を演じている。あの子がポネットだったなんてちょっと驚き。 ドワイヨンの他の作品にも興味が尽きない。奥様のジェーン・バーキンとの作品『ラ・ピラート』も必見かも!
テーマ→絶対見てほしい洋画 / ジャンル→映画

オペレッタ狸御殿

2006–03–07 (Tue) 00:00
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漆塗りの箱に並べられた甘く美しい和菓子のよう

★★★★★★★  
   
公式サイト

時は戦国時代と思しき日本。がさら城の城主・安土桃山(平幹二郎)は、息子・雨千代(オダギリジョー)が自分よりも美しく成長してきたことを妬み、人間が足を踏み入れてはならない「狸ケ森」に放逐してしまう。しかし雨千代はこの「狸ケ森」で狸姫(チャン・ツィイー)と出逢い恋に落ちるのだった。しかし二人の恋には度重なる障害が待ち受けていた。人間の雨千代との恋を諦めさせようとする狸姫の乳母・お萩の局(薬師丸ひろ子)、さらには安土桃山は雨千代を殺そうと決意する。そして非業の死を遂げてしまう雨千代。悲しみのあまり後を追う狸姫。しかし雨千代の母(美空ひばり)は愛の力で二人を蘇らせようとするのだった・・


想像以上にツボ。期待度30%程度だった分、良い意味で裏切られてしまいました。きっと嫌いな人は退屈なハズ。私も途中までは、あまりの退屈さに睡魔との闘いでございました(笑)和製オペラがベースなので、セットといい演技といい舞台芸術を観ている感じです。

でも、途中で、この作品の持つ粋なセンスと楽しさや可愛さに気づくと、この耽美な世界観に一気に惹き込まれるようにツボにハマってしまいました。そして、素晴らしいのは日本の伝統美を生かした和製アートともいうべき美術や、伊藤佐智子さんデザインの衣装の見事さ。もう雅やかでとても美しくうっとりです。

狸姫役の、チャン・ツィイーの歌は上手とはいえないけど、「恋する炭酸水」(公式サイトでも中国語で流れています)という曲を唄うその綿飴みたいに甘くやわらかな歌声と映像が見事に溶け合って、いつしかその旋律になんともいえない心地よさで満たされてゆきました。

  ソーダ水の雨が上がって メロン色した たそがれのとき
  みつめるふたり ひとみすきとおって このすきとおったこころで
  つめたいのどごしと ほのかにのこる あまいかおり♪ 


  なんともレトロ~な感じのメロディ&歌詞で夢心地。
  メロンの部分は2番ではレモン、3番ではいちごになって可愛い。

あと、由紀さおり扮するびるぜん婆々の唄う『びるぜん婆々のマイウェイ』がもうっ最高!!(笑) 薬師丸ひろ子演じるお萩も歌が巧くてビックリ。がらさ城の城主安土桃山を演じた平幹二郎は、「けものみち」でもそうだけど、段々怪優になってきましたね(笑) 美空ひばりの声や唄も、吹き替えではなく再現されてるんですよ。CD購入検討中。

雨千代を演じたオダギリジョーは、この作品は演じる上で苦しんだそうです。完成するまで作品の意図って演じてる側にとっては暗中模索かもしれませんね。でも、チャン・ツィイーと寄り添ってる姿なんか観ていると、すごーく絵になって可愛らしい二人です。チャン・ツィイーは彼のこと、「無口な人」と言っていたけれど、役柄への苦悩がジョー君をストイックにさせていたのかもね。

カンヌ映画祭でスタンディングオベーションでしたっけ?でも外国の方が観たら、この摩訶不思議で美しい世界観は感動ものでしょう。こんなサイケな道楽的時代絵巻を作っちゃった鈴木清順さんて、かわゆいおじいちゃまですわ。
テーマ→なぜだか好きな映画 / ジャンル→映画

ウォーク・ザ・ライン/君へ続く道  Waik the line

2006–03–06 (Mon) 00:00
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初恋から続いていた道

★★★★★★  公式サイト

  
グラディエーターの皇帝役が心底憎らしく感じたホアキン・フェニックス。それだけ彼の演技は素晴らしゅうございました。「グラディエーター エクステッドスペシャルエディション」の中で、ラッセル・クロウとリドリー・スコットが「今度、ホアキンがジョニー・キャッシュをやるらしいよ。フフフ。」と意味深に笑っていたのも気になり、ホテル・ルワンダのカメラマン役でも印象を残した彼の新境地に期待を寄せていました。

エルヴィス・プレスリーやカール・パーキンスと共に、50年代ロカビリーの黄金期を築いた伝説の歌手ジョニー・キャッシュ。 ジョニーの人生は、生い立ちが全てのベースを作っています。

優しかった兄の突然の事故死による父(ロバート・パトリック)との確執。
兄が作業中に事故に遭ったと知った時、釣りから帰ってきたジョニーにどこに行ってたんだ』と言った父の言葉は、兄一人に仕事を押し付けた結果、彼が死んでしまったという自責の念を彼にに背負わせてしまいます。 
そして、『良い子は悪魔が連れて行ってしまった。何故お前じゃなくてジャックなんだ』 と行き場のない悲しみでジョニーにあまりにも酷い言葉を投げつけてしまう父。父からのモラルハラスメント(言葉や態度による精神的虐待)は、彼を自己否定の呪縛にかけてしまうのです。

悲しい現実を受け入れられないままトラウマを抱え、歌という拠りどころで心の穴を埋めながら生きてきたジョニー。
大好きだった兄とこっそり聞いていたジューン(カーターファミリーの次女)の歌声と、父の怒りを諌める時に口ずさむ母の歌声。いつもジョニーは彼女たちの歌に安らぎを感じ、自分の存在価値を歌に見出していたのだと思うのです。

成功してもどこか満たされないジョニーの、家庭を壊すほどのジューンへの情動。それは彼女に対する憧れだけではなく、兄と彼女の歌声を聴いていた幸せだった瞬間を回顧する気持ちが、彼を衝き動かさずにはいられなかったのかもしれないと思った。トラウマと思うようにいかぬジューンへの想いに苦しみ、ドラッグによって精神的均整を崩してゆくジョニー。
そんな彼を救えたのは、やっぱりジューンしかいなかったと思います。

ジューンはジョニーにとって、運命の女神だったのでしょうね。一般的に初恋を成就させる確立なんてかなり低いけど、彼は憧れのスターとの恋を成就させたのですからその一念は凄い。トラウマを乗り越えさせ、堕ちかけた彼を再起させた愛の力、歌の力って凄いなーと思います。
ステージで口をきかなかった年数は10年という宣伝文句は過剰表現では??と思いましたけどね。

自称音痴というホアキンの歌声は、リーズ・ウィザースプーンとのトレーニングの甲斐あってジョニー・キャッシュご本人の声になんとなく似てるなと思いました。アカペラの方はダメダメ(笑)あれではレコード化に無理があります。
リーズはハリのある声で巧いなぁと思いました。ジューンご本人より万人受けしそうな声だと思ったのだけどどうでしょう。

影のある役をやったらホアキンは本領発揮しますね。ただ、個人的にはコモドゥスと表情なんかやっぱりダブりまくりましたわ。鑑賞中かなり体調不良に陥り、早く終わらないかな・・なんて思って観てしまったし、なかなかレビューも書く気になれず、トホホって感じでございました(涙)

追記 (リーズ、オスカーに輝きましたね。私的には「スタンド・アップ」のシャーリーズ・セロンの方が良かったけど・・・。出演料もジュリアを抜いてハリウッドNo1女優になったばかり。)

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