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ベオウルフ/呪われし勇者  BEOWULF

2008–01–21 (Mon) 17:41
5785feb9-s.jpg
 
3Dなんだけど・・・


★★★★☆  公式サイト



「ロード・オブ・ザ・リング」そして「300」のスタッフが総力を挙げて
作ったという宣伝文句だけの前知識の元、観て来ました。
人を待つ間の時間潰しで、丁度上映時間が合ったからなのですが。


実は、実写と勘違いしていたのです。CMでも見抜けなかった。。
湖から現れたアンジー似の美女に誘われてるあのCM、
アンジーだとばかり思っていたのですよ(おバカ)


そのせいか、全編CGなのにはどうも違和感が強く、
CG特有の映像質感と、人物の動きや表情の微妙なぎこちなさに
最後の最後まで馴染めず・・・で終わってしまった。はぁ。。(ため息)
噂の3Dも、違和感の方に気を取られて、私にはあまり迫力が感じられず・・・。
特に胸に迫るモノもなく・・・・・・・。
お妃の清廉な歌声が良かったくらいかなぁ(笑)
あと、北欧が舞台で文化的なモノも反映しているのかなという
ちょっと興味の有る視点で観れたのは良かったかも。


単純なる「英雄 色を好む」=破滅的なストーリーです。
例え、怪物だと分かっててもアンジー似の美女の色香と
オイシイ話には勝てないのが男の性なんですねぇ。。
でもこのアンジー、どうも不気味で。。。
決して、「ロード・オブ・ザ・リング」や「300」を超えてません。

ブラック・スネーク・モーン  BLACK SNAKE MOAN

2008–01–08 (Tue) 00:00
cd2bb474-s.jpg


つながりたい-

衝撃的な“愛”のカタチ





★★★★★★★☆     公式サイト  




皆、それぞれ心に何かしらの痛みを抱えて生きている。
母の胎内から下界に産み落とされた時点で
全てを受容するしか術のない私たち。
環境によって、体験した痛みは様々違うけれど、
大なり小なり、皆、苦しみもがいているのだと思う。


クリスティーナの演じたレイのセックス依存症は、
傍目から見れば異常にも見える。でもそのトラウマを、
単に異常と切り捨てることができるだろうか?
陵辱された苦痛と悲しみ、愛の欠乏、苛む孤独という
抱えきれない苦しみに押しつぶされそうな彼女の
激しい葛藤と心の叫びそのものだと思えた。


荒療治によって彼女を救おうとするサミュエル演じるラザラスにしろ、
パニック障害を抱える恋人のジャスティンにしろ、
それぞれ生きてきた背景に痛みを抱えている。
度々、挿入されるブルースは、絶望や悲しみ痛みをまるごと肯定する。
その痛みがあればこそ、他人の痛みに我が事のように手を差し伸べる
ことのできる人間に成長し得るのではないだろうか。
そして、痛みは揺るぎない信頼によって乗り越えてもいけるものだと
そう感じさせてくれる作品だった。


クリスティーナ・リッチがとても良い。女優魂がある。
彼女は演じてることを意識させないところが素晴らしい。
まるで素であるかのように・・・。
今後も、一作一作、着実に成長してゆく彼女から目が話せない。


劇場を出て、渋谷の街の雑踏を歩きながら、この人たちも皆、
様々な痛みを心に抱えているのだろうなと、ふとそんな思いになった。

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