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Piet Mondrian

2009–11–23 (Mon) 00:00

 mondrian.jpg 

  宇宙の調和を表現するためには

完全に抽象的な芸術が必要である







-Piet Mondrian (オランダ出身、最初期の抽象画家)-
垂直線と水平線に囲まれた三原色の色面、独特の画面分割の作風に、リズム感を加えた独自の画風は、著作『新しい造形』によって新造形主義と称され、絵画だけでなく建築やデザインにも多大な影響を与えました。

BGMが、ノーベル賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描いた映画「ビューティフル・マインド」のテーマ曲になんとなく似ていて、緻密な数式と美しい窓との調和、光を受けたグラスから放射された光彩陸離がネクタイの柄と重なるシーンなどが思い出されました。特にひらめきのシーンなど、創造者や天才のみが体験する未知なる領域の発見ってこういう感覚なのかと疑似体験した新鮮さがあったのですが、タイルやステンドグラスを思わせるような独特の均衡で調和されたモンドリアンの画風にも、それに共通したような感性を感じます。

禁断のエバ  Dreaming of Joseph Lees

2009–11–12 (Thu) 00:00
1109.jpg

★★★★★☆

日本未公開なのだろうか。映画天国で放映されたのを鑑賞。サイコサスペンスとなっているけれど、サスペンス色は薄く、ストーリー自体に目新しさはない。

1114028.jpgでも、主演のサマンサ・モートンが良い。ひと目見て、ただの女優ではないなと思った。小顔を際立たせるヘアスタイルと細い首筋が印象的な、ケイト・グリーナウェイの描く乙女のような華奢な容姿。儚くたおやかで汚れを知らぬ面持ちや佇まいは、フィリッポ・リッピの描いた私の大好きな聖母像さえ彷彿とさせる。その純潔さや恥じらいが剥がれてゆく様、噴霧のようにほとばしることを抗いがたい秘められた情念。静であって動。サマンサの演じるエバは、ハリーやジョセフが夢中になるのを納得させるだけの魅力がある。 こんな凡作でさえサマンサが演じると深みが出てちょっとした純文学風になってしまう。うたかたの日々のクロエも演じてみて欲しいし、サマンサに演じて欲しい作品がいっぱい浮かんでくる。

三角関係の末に嫉妬と執着で自虐的にサイコ化してゆくことで、エバを繋ぎとめようとするハリー。従兄弟のジョセフに恋焦がれながらも、愛される喜びに身を浸してみたかったエバ。でも、ジョセフと再会し恋心が再燃してしまう。はっきりいってエバは女であり過ぎただけなのだ。天国を知りたくないか?と耳元でささやかれて目覚め始めたエバの女性性。ハリーは、見た目も性質も苦手で私が永遠に愛せないタイプ。自虐的なネガティブさには息が詰まるし、発想が幼稚で感情移入ができない。相手の身体に害は及ぼさないまでも、同情を引いて精神的に縛り付ける愛し方しかできない。ある意味、愛はそこまで人を愚かにさせるものなのだろう。純粋だった愛も変化してゆく。絡まった感情をほどくのは容易ではないものだ。

愛すること、愛されること、人生の大半はそれが人間の最大のテーマといってもいい。愛は自分のなかに眠る愚かさや尊さを目覚めさせる。愛は人を喜びに輝かせ、奈落にも突き落とすほどの威力がある。だから映画や文学や歌も、尽きせず様々な愛の物語が生まれ続けるのだろう。

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