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クラッシュ CRASH

2006–02–22 (Wed) 00:00
wallpaper_dad_1024.jpg2006年度アカデミー作品賞受賞作! 

   人はぶつかり合う。
   人は人を傷つける。 
   それでも人は
   人を愛してゆく・・・

★★★★★★☆   ■公式サイト


愛が擦れ違い、哀しみが砕け散る、さらに激しい衝突が繰り返されていく・・・。

人種のるつぼ、そしてその国の根底に人種差別の問題を抱えるアメリカ。この国が抱える心の闇と病の断面を、カメラは色んな人種や立場の登場人物で綴れ織り、群像劇として追ってゆく。ラブ・アクチュアリーの人間ドラマ版といった感じ。音楽の使い方も印象的です。

この作品は、この瞬間もどこかで起こり得る現実が投影されていて、心が痛く、悲しく、せつなくなる物語でした。

日本人に生まれて、人種差別や銃がらみの事件を意識するのは映画やニュースの中だけ。だから、弾丸を売る店の店主がペルシャ人のファハドをイラク人と間違えてキレる背景も、ファハドが被害妄想的な背景も、バッグの中には拳銃が?という妄想も、そこに居なければ心底理解できないのではないか・・・と思った。

肌の色、国の違い、貧富、その違いで生まれる差別意識の根底に、幾層にも絡まり合った人間の底知れぬ不安が生み出す闇が混在する。

人は愛がなければ生きていけない・・・最近、特にそう思うのです。
愛を見失ってしまいそうな時、不安を打ち消すために誰かにぶつかり
言葉や態度で人を傷つけることしかできなくなってしまう・・・。
そして、未熟な自分への後悔と共に、愛はすぐ側に存在していることにやっと気づく。

マット・ディロンアウトサイダーランブルフィッシュで観て以来ですわ。何十年振りでしょう。実は、昔ファンたったので、わーこうなっちゃったんだ・・ってイメージ変わってしまったわぁ。。でも、この役にはとても合ってました。

  「パパ、安心して。私が守ってあげるから」

「パパが5歳の時、弾丸を通さないこの透明マントを妖精にもらったんだ。」

銃声を怖がる娘ララにパパが着せてくれた透明マント。
娘がパパに抱き付いた瞬間、響き渡る銃声・・・・。
大切な者を守るために、偏見や言いがかりにも負けないダニエルの姿、愛娘のやり取りが、ファハドだけじゃなくて、この物語全体も、私の心も浄化してくれたような気がして、胸の深い部分から涙がこみ上げそうだった。
人は皆、誰もがララのように純粋だったはず・・・。

ぶつかって、壊れそうになっても、人は人によってしか救われない。

登場人物が多くて把握しきれず、ファハドを当初アラブ人と書いてしまいました(汗)charlotteさん、ありがとうございまーす^^

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コメント

TBありがとうございました

こんにちは!
透明マントのエピソード。なんで?なんで?・・・と最初はとまどいました(^^ゞ 天使の仕業だったのですね・・・
ララはあのペルシャ人のおじさんも救いました。
一番涙したシーンです。
天使ではなく、本当は人でしか救えません。
ぶつかっても尚、私も人が好きです。マットもね!(^^ゞ

トラコメ有難うございました♪

欧米の人が見るとアジア人は全部同じに見えるように、やはり民族のルーツが同じ同士は似て見えますよね、血が同じというか・・間違えられるほど似ているのに、似ている事に憤慨する・・悲しいことですよね・・

はじめまして!

TB&コメントありがとうございます。
「人種差別や銃がらみの事件を意識するのは
映画やニュースの中だけ」な私も
ショックの大きい映画でした。
そしてララの純粋さに救われました。
こういう作品を観ると他の国での問題を
目の当たりにすることができ、
考えさせられますね。

charlotteさんへ

私もあの親子のシーンに救われましたー 誰かを傷つけなくてはいられない大人たちの心も救ってくれそうでしたね^^あ、ペルシャ人でしたね!アラブ人なんて、よく分かってない証拠ですねv-12書き直さなきゃ~~。charlotteさんの記事で若かりし日のマットを見て、とっても懐かしかったですv-238今後も頑張って欲しいですねー

マダムSさんへ

お越しいただいてありがとうございます!人種問題は日本人が最も疎いかもしれませんねぇ。。あまりそういうこと意識しませんから。でも、日本人もアジアの他の国の人に差別用語使ったりしますよね。似ていてもそこにまた差別が存在するんですよね。悲しいことですね。

しましまさんへ

お越しいただいてありがとうございます!一番平和ボケなのは日本人かもしれませんね。そでだけにとてもショックですね。こういう映画を通して、世界の事をリアルに感じることができ、井の中の蛙の自分を実感できることって有難いですね。私もララみたいな時があったなー。みんなそうだったはずなのに・・・と考えさせられました。

TB&コメントありがとうございます

megさん、こんにちわ。いつもありがとうございます。
私も、「透明マント」のエピソードは大好きです。このエピソードが一番印象深いという感想の人が多いみたいです。当然と言えば、当然ですね。
それと、マット・ディロンの相棒の若手警官・ライアン・フィリップス君の迎える結末も、違った意味で印象深いんですよ。悲しいです(涙)。
いづれにしても、何度も繰り返して見たい作品です。

隣りの評論家さんへ

こちらこそ、いつもありがとうございます!
>マット・ディロンの相棒の若手警官・ライアン・フィリップス君の迎える結末も、違った意味で印象深いんですよ。悲しいです
私も、あそこは予測していながらも理不尽で辛い気持ちになりました。悪意のない者でも加害者や被害者になってしまう病んだ社会が悲しいですね。ここで、マットの忠告が生きるのでしょうか?ララのシーンは本当に感動しましたね。

同感です

TBありがとうございました。
それぞれのエピソードがよいお話しではあるのですが、何か心に引っかかる、痛みが残るのですよね。差別、とひと言では言い切れない優しさ信じることを忘れた心というか…。そういう意味であの女の子のエピソードは心の重荷が軽くなるようなステキな一遍でしたね。

Mさんへ

トラコメありがとうございます。お越しいただいて嬉しいです♪
そうなんですよね~理不尽なことへの解決の仕方が幾分、勝手で激情的で安易で人間の浅はかさというものも感じてスッキリしないんですよね。ララのエピソードは素敵でしたね。あの親子がいなかったら、評価がもっと下がりそうでした。アカデミー賞はあの親子に贈りたいです(笑)

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