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真珠の耳飾りの少女  GIRL WITH A PEARL EARRING

2005–12–08 (Thu) 00:00
dvd_1201_shinjyu_a.jpg


画家と少女の甘美なる至高の世界



★★★★★★★★★


静謐の画家と言われた、ヨハネス・フェルメール青いターバンの女 

この一枚の名画によって生まれた物語をスクリーンで観ていた私は、
ほんの数十秒でその世界に惹きこまれてしまった。
まず、薄明るい台所で野菜を切り分ける少女の姿が映し出される。
ざくざくと刻む音にいきなり五感を刺激されてしまう。
ただ、黙々と働く少女の立ち居振る舞いと無駄のない色彩に
何ともいえない心地よさを感じた。

極限に抑えられた色彩の中の繊細な光と漆黒の影。
そしてフェルメールだけが生み出せるラピスラズリブルー
差し色のごとき鮮やかさが、静謐な空間に過不足ない
崇高な色彩美を創りあげている。
美術も衣装も街も完璧に再現され、全てが完全なるフェルメールの
絵画の世界となって躍動する様子に感動を覚えてしまう。

誰かと共感できることは喜びである。
画家にとって少女に見出した類稀な色彩感覚は、
かつて経験したことのなかった共感であり、
存在によって高められる創造性は甘美な気配となって、
芸術に無知な妻の嫉妬を煽ることになってゆく。

T0001913a.jpg

そして、なんと言ってもスカーレット・ヨハンソンの素晴らしいこと!

開ききらない蕾のごとき少女から一人の女性へと移ろう、
薄紙のようにデリケートな瞬間を見事に演じている。

退屈と捉えた人も居るだろうけど、私は大いに五感を刺激されてしまった。 
ただ、個人的にラストがピンとこなかったのは否めず-10


ワダエミが衣装を担当したオペラ『フェルメールの手紙 Writing to Vermeer』は、アムステルダムだけで公演されていたらしい。「神聖なる静けさ」をテーマにしたこのオペラも芸術の香り高き感じ。こちらでも上演してくれないかなぁ。
テーマ→映画レビュー / ジャンル→映画

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 今回は『真珠の耳飾りの少女』です。最近『ロスト・イン・トランスレーション』でも主演女優として出演したスカーレット・ヨハンソン主演の作品です。実は私、美術関係にも興味があ  …

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