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オペレッタ狸御殿

2006–03–07 (Tue) 00:00
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漆塗りの箱に並べられた甘く美しい和菓子のよう

★★★★★★★  
   
公式サイト

時は戦国時代と思しき日本。がさら城の城主・安土桃山(平幹二郎)は、息子・雨千代(オダギリジョー)が自分よりも美しく成長してきたことを妬み、人間が足を踏み入れてはならない「狸ケ森」に放逐してしまう。しかし雨千代はこの「狸ケ森」で狸姫(チャン・ツィイー)と出逢い恋に落ちるのだった。しかし二人の恋には度重なる障害が待ち受けていた。人間の雨千代との恋を諦めさせようとする狸姫の乳母・お萩の局(薬師丸ひろ子)、さらには安土桃山は雨千代を殺そうと決意する。そして非業の死を遂げてしまう雨千代。悲しみのあまり後を追う狸姫。しかし雨千代の母(美空ひばり)は愛の力で二人を蘇らせようとするのだった・・


想像以上にツボ。期待度30%程度だった分、良い意味で裏切られてしまいました。きっと嫌いな人は退屈なハズ。私も途中までは、あまりの退屈さに睡魔との闘いでございました(笑)和製オペラがベースなので、セットといい演技といい舞台芸術を観ている感じです。

でも、途中で、この作品の持つ粋なセンスと楽しさや可愛さに気づくと、この耽美な世界観に一気に惹き込まれるようにツボにハマってしまいました。そして、素晴らしいのは日本の伝統美を生かした和製アートともいうべき美術や、伊藤佐智子さんデザインの衣装の見事さ。もう雅やかでとても美しくうっとりです。

狸姫役の、チャン・ツィイーの歌は上手とはいえないけど、「恋する炭酸水」(公式サイトでも中国語で流れています)という曲を唄うその綿飴みたいに甘くやわらかな歌声と映像が見事に溶け合って、いつしかその旋律になんともいえない心地よさで満たされてゆきました。

  ソーダ水の雨が上がって メロン色した たそがれのとき
  みつめるふたり ひとみすきとおって このすきとおったこころで
  つめたいのどごしと ほのかにのこる あまいかおり♪ 


  なんともレトロ~な感じのメロディ&歌詞で夢心地。
  メロンの部分は2番ではレモン、3番ではいちごになって可愛い。

あと、由紀さおり扮するびるぜん婆々の唄う『びるぜん婆々のマイウェイ』がもうっ最高!!(笑) 薬師丸ひろ子演じるお萩も歌が巧くてビックリ。がらさ城の城主安土桃山を演じた平幹二郎は、「けものみち」でもそうだけど、段々怪優になってきましたね(笑) 美空ひばりの声や唄も、吹き替えではなく再現されてるんですよ。CD購入検討中。

雨千代を演じたオダギリジョーは、この作品は演じる上で苦しんだそうです。完成するまで作品の意図って演じてる側にとっては暗中模索かもしれませんね。でも、チャン・ツィイーと寄り添ってる姿なんか観ていると、すごーく絵になって可愛らしい二人です。チャン・ツィイーは彼のこと、「無口な人」と言っていたけれど、役柄への苦悩がジョー君をストイックにさせていたのかもね。

カンヌ映画祭でスタンディングオベーションでしたっけ?でも外国の方が観たら、この摩訶不思議で美しい世界観は感動ものでしょう。こんなサイケな道楽的時代絵巻を作っちゃった鈴木清順さんて、かわゆいおじいちゃまですわ。
テーマ→なぜだか好きな映画 / ジャンル→映画

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コメント

Non Title

たくさんTBさせていただいてウザイですね。
ごめんなさい!
鈴木清順ワールドは結構すきなのですが、狸御殿にはブッ飛びました(笑)
ツィイーと二人並んだジョー君はツルンとキレイな顔してますね~。

ミチさんへ

TB大歓迎ですよ~~!一杯張ってくださいっ♪
いやーもうしばらくは、恋する炭酸水が頭の中をグルグル回ってましたよ(笑)ジョー君、イメージに捕らわれずに色んな役柄に挑戦するところが素敵ですよ^^

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