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マリー・アントワネット   Marie Antoinette

2007–01–22 (Mon) 00:00
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★★★★★☆  

「キャンディとケーキ」のめくるめく世界
マリー・アントワネット人生を、ソフィア・コッポラは教科書通りに描く意味なんてないという。究極のセレブリティでありファッションリーダーだった華やかな王妃の半生は、ソフィアのフィルターを通すと、砂糖菓子のようにスウィートでガーリッシュで贅沢。その影で、一人の女の子マリーが、プライバシーもない王宮生活で何を感じて暮らしていたのかをソフィアの視点で描いている。   

きっと恋することも知らぬまま、異国へ嫁いだ14歳の少女。しかも夫はフランス王太子。全てが祖国と違うことに戸惑う日々と、まだローティーンの少女が直面するお世継ぎ問題へのプレッシャー・・・なのに夫の無関心、無頓着さに一人苦しむ日々。そんな宮廷で繰り返される日常の空虚さをかき消すように、甘く贅沢で儚いヒトトキに溺れてゆく。
究極のガーリーアイテムを視覚で堪能しつつ、不覚にも一瞬睡魔と格闘した私。フランス貴族の生活って、おかしなしきたりもそうだけど、単調な日常に退屈し享楽に走る人々の様が、あまりにも空っぽに思えるのです。母親になるとプチ・トリアノンに籠りがちになるマリー。祖国で母と過ごした時間への懐古でしょうか。

悲劇の王妃
突然のルイ15世の崩御により、無知で若きルイ16世夫妻が即位したこと、それが悲劇への序章だったのです。フランスの歴史をたどると、取り返しの付かないほど莫大な財政破綻は、赤字夫人と言われたマリーの浪費のみならず、ルイ15世時代からのツケや政治的な問題の方が大きかったのです。マリー一人が悪者になった陰には、嫉妬や妬みが渦巻いていた宮廷内の余波が民衆にまで波及し捏造さえも真実とされた事実が浮かび上がります。彼女の悲しい末路の後、フランス革命の流れは、恐怖政治によって多くの犠牲者を生みました。歴史を知ると人間の恐ろしさを度々突きつけられます。
タンブル塔に幽閉され、かつての美貌は衰え、貧しい身なりになっても尚、看守や料理係は彼女の人柄に魅了されたといいます。アントワネットの魅力はいつまでも色褪せることがありません。

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天性の可憐な美しさ
一番違和感があったのは、キルスティンの顔の造形自体がマリーと違い過ぎるということ。似てるのは透き通るような白い肌とブロンドだけ・・14歳だよね??ってくらいフケてるし・・。私にとってはあくまでも、マリーはベルばらや肖像画のイメージであり、この愛らしいマリーの可憐な薔薇色のほっぺも、映画では・・(苦) 
作品の完成度はともかく、今までのどのマリー・アントワネットモノよりも視覚的には楽しめました。動くミュージアムだと思って芸術的視点から歴史を堪能するもよし・・・ってところでしょうか。      

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