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グラディエーター  GLADIATOR

2006–01–18 (Wed) 00:00
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圧倒的なカリスマの生き様がここに !

マキシマス、惚れました。男も惚れる男とはこのことね。

★★★★★★★★★★


決して、何者にも侵す事のできない美学と、
高潔で無欲な不器用さと泥臭い素朴さのある男。
卓越した才覚故に、また時代が時代である為に、
人を殺める運命を背負って生きていくことしか許されず
望まずとも英雄になるべくして生まれて来たカリスマ。

ラッセル・クロウのマキシマス、なんて良い男なのでしょう。

高潔で非情なる戦士というのがマキシマスを象徴しているが、ブレイブ・ハートのカリスマと違うのは、自ら好んで人殺しすることなどないということ。

この作品、何度も鑑賞しているが、つくづく無駄のない、
映像と音楽がうまく融合した、完成度の高い作品だと思う。

正直、最初はレンタル返却日だから早送り~って感じだった。
もともと残酷描写は超苦手な私なのに、これまでの戦闘映画にはない芸術的とさえ感じる、重厚で哀愁を帯びた映像と音楽の素晴らしい融合はいつしか私の心を少しずつ捉えていった。

見どころは、戦闘シーン以外にも沢山ある。
単純な復讐劇に秘められた物語性は観客を大いに感情移入させてくれる。
この映画は、壮大な古代ローマを舞台にした二人の男の悲しい物語なのだ。
一人は愛されて、もう一人は愛されなかった。それが悲劇に繋がっていく。
皇帝を演じるホアキン・フェニックスを心から憎憎しく思ったが、 
権勢の影に隠された心の弱さ、一人の哀れな男を見事に演じきっていた。
本物のコモドゥスも剣闘士との戦いで落命し、史実にも合っている。

闘いを離れたマキスマスの世界もとても好きなシーンが多い。
麦の穂を撫でながら歩くシーンはマキスマスの心の世界を表している。
その生と死の狭間の果てに妻子の待つ故郷(天国)が存在する。
時として、家族に想いを馳せる表情にはグッと来る。
台詞が少ない分、感情を表す瞳の演技が実に素晴らしい。

アカデミー最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(ラッセル・クロウ)
など、5部門のオスカーに輝いたからというだけではなく、
完成度が素晴らしい。間違いなく、リドリー・スコットの傑作です。



私的には重要な点として、吹き替えではなく字幕版がベスト。
ラッセルの超渋い声に比べて、吹き替えは役不足と訳不足で どうしても、映画の質まで下がったように感じてしまうのよ。それだけマキシマスという人物像にはあの声が重要なほどハマっている。

あと、よく話題になるラッセルの鼻水のシーン。
これは監督が、そこに必要なのは『鼻水だ』と要望を出したから。『鼻水?』と聞いたラッセルは、一度後ろを向き、振り返り様にあの演技でリドリーの要望に見事応えたいう。役者魂です。

(某サイトに投稿した自分のレビューを再編集して載せました。)





テーマ→オススメの映画 / ジャンル→映画

キングコング  KING KONG(2005)

2005–12–24 (Sat) 00:00
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予想以上にせつないラブストーリー 

2、3度、うるる・・の波がやってきた。
2005年度版、美女と野獣の物語。

★★★★★★★★


こんなに魅力的なキングコングはかつて存在しなかったと思う。
猛々しく俊敏な動きと、島の王たる風格を持つ圧倒的な存在感。
そして、心情を表す眼差しは、時には憂いさえ帯びている。
彼の様々な自己表現に、観客も次第に感情移入してゆくのである。
もう、完璧としか言いようのないコング。

私は 1976年上映の「キングコング」しか知らないけれど
30年後に、P・Jがリメイクするとこう進化するものかと驚いた。

島に着くまでがちょっと長いなぁ、なんて思っていたのだけど
それからは、どんどん畳み掛けてくる展開に息もつかせない。
ジュラシックパーク系は苦手なのだけど、コングとT-REXの
死闘は、凄い迫力で引き込まれた。アクションそのものも見ごたえたっぷり。


大恐慌時代のアメリカを再現した美術、CGは完璧な見事さだし加えて、俳優陣の演技も素晴らしく、特に良かったのがナオミ・ワッツ。柔軟性に富むパフォーマンスや、全身で挑む演技と表情がとても魅力的。たおやかな女性らしさが時代設定にもピタリと合っている。

      kk_photo_pic24l.jpg

  コングがアンに魅了される過程もなんだか微笑ましい。

  美しい夕焼け。スケートリンクでの楽しいひととき。
  瞳で交し合うその想い。
  最後の最後までアンを必死で守り抜くコングの一途さ。


       ラストに向かって・・・

せつなさがどんどん加速してゆく



コングのアンを見つめる時の瞳がね、なんとなくCOBRAに似てるんだよね。昔、見ていたアニメの二枚目半ぶり、凄くかっこよくて好きだったなー。余談ですみません(笑)
テーマ→キング・コング / ジャンル→映画

ティム・バートンのコープスブライド  Corpse Bride 

2005–11–30 (Wed) 00:00
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ブラック&ピュアなファンタジー

★★★★★★★


10年の歳月をかけ、クレイメーション(粘土状の泥で作った)のパペットをコマ撮り製作したティム・バートンの「コープスブライド」

1~2秒撮るのに、なんと12時間かかったというのだから気が遠くなってしまう。それを70分でさらりと見せる完成度は素晴らしかった。
良く出来てるなー(感心)というのが感想。パペットそれぞれのキャラ
の個性、動きや見せ方もティム・バートンはとても達者なのだ。
お得意のブラックなセンスも散りばめられつつ、大人も子供も楽しめる
エンターティメントに仕上がってる。

一見、不気味なキャラなのに、死体の花嫁エミリーはとてもチャーミング。ラストに近づく程、彼女のピュアさにほろりとさせられ、きちんと感動へ導いてくれる。

エキセントリックな役が多いジョニー・デップだけど、観ているうちに彼が気の弱い主人公ビクターの声だったなんてこと、すっかり忘れるくらい自然だった。

ティム・バートンとは名コンビの域で、『チャーリーとチュコレート工場』も大ヒットしてるしね。

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